— Generosity makes the world wonderful.
日本の富裕層フィランソロピーの知の拠点。節税ではなく「意味の設計」を——財団設立・冠基金・遺贈寄付の制度と実務から、贈与論・富の福音といった思想まで。
philanthropist.jpは、読むための媒体であると同時に、設計に伴走するアドバイザーである。財団戦略の策定から、助成先の選定、モニタリング、そして社会的インパクトの評価まで——寄付を一度きりの行為で終わらせず、意味のある構造として育てる全工程に並走する。金融商品は売らず、寄付額に連動する成功報酬も受け取らない。中立な立場から、設計図を引き、専門家チームをつなぐ。
フィランソロピストとは、私財を公共の利益のために意図をもって投じる人。語源、チャリティとの違い、カーネギーから渋沢栄一までの系譜、現代のギビング・プレッジ、そして「なり方」の実務まで。
一人の創業者ではなく、多くの市民の寄付を集めて地域の課題へ配る「コミュニティ財団」。仕組み、米国発の歴史、日本の現在地(DBで35件・2010年代に急増)、そして冠基金・遺贈の受け皿として富裕層フィランソロピーが関わる三つの道まで。
遺言で社会へ財産を贈る「遺贈寄付」。相続財産の寄付との違い、包括遺贈と特定遺贈、含み益のある資産に潜むみなし譲渡課税の論点、遺言書と遺言執行者・受け入れ先という実務の壁、そして広がりつつある現在地まで。最後の意味の設計。
財団設立は重い。でも自分の名や理念を冠した基金は持ちたい。その間を埋めるのが「冠基金」だ。コミュニティ財団やDAFの中に自分の基金を設ける仕組みを、財団設立との違い・費用・税制・留意点とともに整理する。器は階段で考える。
一般財団と公益財団の選び方、冠基金、遺贈寄付、株式寄付、公益認定。意思を実行へ翻訳するための制度の解剖。
贈与論、ポトラッチ、富の福音、ギビング・プレッジ。なぜ人は与えるのかという問いの、二千年の系譜。
国内外のフィランソロピストの物語と、匿名のケーススタディ。設計の実例から学ぶ。
寄付白書・富裕層推計の年次読み解き。日本の寄付と富の構造変化を、数字で定点観測する。