フィランソロピーの実行には、多くの専門家の力が要る。資産の管理、税務、法務、設立手続、そして現場の知見——いずれも欠かせず、当方はそのどれにも代われない。編集部が担うのは、その手前と、そのあいだである。意志を言葉にし、全体の設計図を引き、各局面で適切な専門家をつなぐ。いわば、フィランソロピーの設計と編集を担う「ハブ」の役割である。

編集部の役割

当方の専門は、経営・戦略コンサルティングと、編集・制作にある。具体的には、意志の言語化(戦略策定)、器の選択と全体設計(財団・基金)、寄付先の調査と配分設計、理念のナラティブ構築。これらに共通するのは、「何のために、どこへ、どう語るか」という設計の仕事だという点である。実行の各局面で必要になる法定業務は、当方が抱え込まず、それぞれの専門家に委ねる。

協働する専門家

信託銀行・プライベートバンク。資産の管理・運用、信託を用いた寄付の仕組み。資産そのものの保全と運用は、これらの機関の領域である。

税理士。寄付金控除や財団に関わる税務、税額の計算、税務スキームの個別助言。税制が絡む判断は、必ず税理士の確認を通す。

弁護士。定款の法的審査、契約、紛争性のある論点、ガバナンスの法的設計。法律事務は弁護士の独占業務である。

司法書士・行政書士。一般財団・公益財団の設立登記、定款認証、官公署への提出書類の作成。設立の法定手続を担う。

NPO・コミュニティ財団・中間支援組織。現場の課題の実態、助成の実務、冠基金の受け入れ。寄付先の選定や配分設計では、これらの組織が持つ知見が頼りになる。

すでに顧問がいる場合

多くの方には、すでに信頼する税理士や弁護士、付き合いの長い金融機関がある。その場合、当方はその方々と協働する。設計図を共有し、設立者が各専門家に同じ説明を何度も繰り返さなくて済むよう、論点を整理して橋渡しする。既存の関係を壊すことはしない。

顧問がいない場合

適切な専門家が身近にいない場合は、提携する専門家を紹介する。ただし、紹介に対する仲介マージンや手数料は一切受け取らない。専門家報酬は各専門家に直接支払われるものであり、そこに当方の利益を挟まない。これは、誰を紹介するかという判断を、報酬ではなく適性だけで行うための原則である。

業務範囲について

  • 税額計算・税務スキームの個別助言は行わない(税理士の業務)
  • 登記申請・官公署提出書類の作成代理は行わない(司法書士・行政書士の業務)
  • 法律事務・法的審査・紛争性のある案件は行わない(弁護士の業務)
  • 有価証券等への投資助言・金融商品の販売仲介は行わない
  • 当方の役割は経営・戦略コンサルティングおよび編集・制作であり、法定業務はすべて提携専門家と協働する

本ページは一般的な情報提供を目的とし、特定の専門家・機関の利用を勧誘するものではない。